2013年2月18日月曜日

運輸安全委員会ダイジェスト 第6号


運輸安全委員会の刊行物「運輸安全委員会ダイジェスト 第6号 事例紹介号」が発行されました。

内容は・・・
・事故調査事例(船舶)
・重大インシデント調査事例(航空)
・重大インシデント調査事例(鉄道)

事故防止分析官は次のように締めくくっています。

「過去に同じ事業者あるいは同じ業務において、事故等につながる類似の「危険」が経験されております(詳しくは報告書をご参照下さい)。しかし、その経験に基づいて対策が検討されたものの、実施が徹底されていなかったことなどが、これらの事案発生の背景にあると考えられます。過去の経験から得られた教訓を確実に同種事故等の再発防止に活かすことは、どのモードにも共通する必須の課題と言えるのではないでしょうか。」

詳細はこちらでご覧いただけます。

滑走路誤進入に関しては、昨年11月に開催した管制・情報懇談会でも取り上げています。
第25回近畿地区管制・情報懇談会ダイジェスト「続発する滑走路誤進入」
どのようすれば滑走路誤進入を防止できるか、みなさんも今一度考えてみられてはいかがでしょうか。


ビスマルクは言いました。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。
パイロットは経験で学んでいたのでは、命がいくつあっても足りません。
運輸安全委員会HPに掲載されている歴史、つまり過去の他人の失敗から学ぶことが、安全への一歩となります。

運輸安全委員会ダイジェスト紹介事例一覧【航空事例】