2012年3月18日日曜日

TCAチャート高松・関西、中部・近畿新版発行

TCAチャート高松・関西と区分航空図中部・近畿の新版が発行されました。

TCAチャート高松・関西の主な改正点は・・・
1.大津 NDB の廃止
2.大阪 NDB の廃止
3.信太 NDB の廃止
4.自衛隊訓練空域 K-1 の変更
5.徳島空港滑走路の延長
6.徳島 VORTAC の終日運用に変更
7.大阪空港 ILS→ILS/DME に変更
8.VOR/DME 周波数 narrow 化に伴うチャンネルの変更
9.RNAV ルート運用に伴う位置通報点の追加変更
10.航空路、直行経路の変更
11.磁針等偏差線の変更
12.その他

区分航空図中部・近畿の主な改正点は・・・
1.小松TCAの大幅変更、浜松TCAの変更
2.東海PCA削除
3.訓練空域修正
4.運用時間変更(松本空港、鳥取空港)
5.信貴VOR/DMEがDMEに変更
6.浜松VOR/DMEがDMEに変更
7.大野滑空上にFLT サービス周波数追加
8.高松TCA修正
9.磁針等偏差線の変更
10.義務位置通報点の変更
11.航空路および直行経路の変更
12.小松進入管制区修正
13.日野ヘリポート運用時間の変更
14.徳島空港滑走路延長および標高の変更
15.その他

ご注文はこちらからどうぞ。

ASI-NET FEED BACK No.2011-002発行

小型機航空安全情報ネットワーク(ASI-NET)の刊行物FEED BACK No.2011-002が発行されました。
内容は・・・

・LOW FUEL 警告灯の点灯
・勘違いによる離陸
・長野木曾谷で自衛隊機と遭遇し急回避
・機外へ出たままのシートベルト

詳細はこちらでご覧いただけます。

ビスマルクは言いました。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。
パイロットは経験で学んでいたのでは、命がいくつあっても足りません。
ASI-NETに掲載されている歴史、つまり過去の他人の失敗から学ぶことが、安全への一歩となります。

副操縦士がスイッチを誤操作し、背面飛行に

平成23年9月26日、エアーニッポンの副操縦士が、ドアスイッチを操作するところ誤ってラダートリムコントロールスイッチを操作、ボーイング737が一時背面飛行となり、CA2名が負傷する重大インシデントが発生しました。

これは、スイッチの操作に慣れてしまい、スイッチを良く確認せず無意識に操作した可能性がある事例で、人間であれば誰でもこのようなミスを起こす可能性があります。
写真は運輸安全委員会HPより

小型飛行機でも似たような事例があります。
例えば、着陸後フラップを上げるつもりで、ギアを上げてしまい、脚が引き込む事故。
この事故は繰り返し発生しています。

これらのミスを防ぐには、これから操作する物を目で見て、手で触れて、ひと呼吸置いた後に操作することが有効と言われています。
つまり、無意識から有意識に切り替えて確認することでミスを防ぐという訳です。
指差し呼称も、有意識化へのとても有効な手段と言われています。

ヘリが緊急着陸後に炎上

【ヘリが緊急着陸後に炎上】
平成23年9月22日、送電線パトロール中の航空AS350ヘリコプターが、野球場に緊急着陸した後に炎上するという事故が発生しました。

これは、荷物室内にあるストロボライトの電源ユニットから出火し、荷物へ引火したことが疑われています。
写真は運輸安全委員会HPより

私達が飛ばしている航空機でも、いろんな場面で火災が発生する可能性があります。
例えば、地上での始動中、飛行中の発動機火災、電気火災、客室火災、主翼火災など。
飛行規程の緊急操作について、今一度ご確認ください。

2012年3月14日水曜日

小型航空機安全セミナー・西日本支部総会・懇親会終了

社団法人日本航空機操縦士協会西日本支部共催の小型航空機安全セミナー・西日本支部総会・懇親会が、3月11日、大阪市・ドーンセンターで開催され、23名の方にご参加いただきました。

西日本支部総会では、全ての議案が可決されました。

ご参加いただきましたみなさま、大変おつかれさまでした。
講師のみなさまにも大変お世話になりまして、ありがとうございました。

小型航空機安全セミナーと西日本支部総会の模様は、Ustreamでご覧いただけます。

主催者あいさつ 社団法人日本航空機操縦士協会 副会長 薬師寺進 Ustream
プロセスで安全を確保する 日本滑空協会 麻生真也 Ustream
「東日本震災と防災航空隊」防災航空隊とは、報道カメラ外の活動と空からの現状。 徳島県消防防災航空隊 操縦士 岡勢繁典 Ustream
法改正について(特定操縦技能審査・身体検査有効期間変更等) 社団法人日本航空機操縦士協会 西日本支部長 若谷哲也 Ustream 資料
西日本支部総会 Ustream

2012年3月7日水曜日

復唱要領のAIP化及びインターセクション・デパーチャーの用語変更について

航空局から次の通知が届きました。

[要旨]
滑走路誤進入の件数は必ずしも減少しているとは言えない状況である。

航空保安業務処理規程第5管制業務処理規程Ⅲ管制方式基準(Ⅰ)総則5電話通信に【復唱の確認】を規定し、同(Ⅲ)飛行場管制方式2管制許可等(6)【滑走路手前における待機】を見直し、新たに待機に係る復唱確認及び用語を規定する。

加えて、現在AICに記載している内容を見直し、あらためてAIPとしてルール化する。


復唱要領のAIPへの記載について
航空路誌(AIP)公示案 READ BACK PROCEDURE
航空路誌(AIP)公示案 READ BACK PROCEDURE (案)
航空保安業務処理規程第5管制業務処理規程・改正案