2012年4月7日土曜日

復唱要領の制定及びインターセクション・デパーチャーに係る航空保安業務処理規程の一部改正について

航空局から次の通知が届きました。

[要旨]
相次いだ滑走路誤進入事例をうけ、滑走路手前待機指示について特に注意する旨の通達を出している。
陥りやすいコミュニケーションエラーを視覚的に訴える「ATCハンドブック」を管制官、パイロット双方へ配布している。
しかし状況は必ずしも改善しているとはいえない。

視覚的な支援システムの整備を進めている。

復唱要領を制定し、AIP化を図る。
運航者に対し必要以上に復唱を強いたり、完全な復唱(フルリードバック)を求めるのではなく、適切な復唱をしていただいた(滑走路手前待機指示の復唱時に疑義等がある場合のみ用語を新設)うえで、管制官との共通認識を強化し、両者の状況認識確認方法として「音声通信の限界や脆弱性」に効果を発揮させる。
本改正によりAIC054/09と国空制第276号「管制指示等の復唱について(指針)」は廃止する。

誤認の可能性のあるインターセクション・デパーチャーの用語を一部改正した。

「ターミナル管制機関及びターミナル管制所」の定義を現状に合わせた。

管制機関別特定コードを改正する。


航空保安業務処理規程の一部改正について(通知)
復唱要領の制定及びインターセクション・デパーチャーに係る航空保安業務処理規程の一部改正について

平成 24 年度航空保安業務処理規程第5管制業務処理規程改正 新旧対照表(平成 24 年5月3日施行)
管制業務処理規程(5月3日差替版)
航空路誌(AIP) READ BACK PROCEDURE

平成 24 年度航空保安業務処理規程第5管制業務処理規程改正 新旧対照表(平成 24 年5月 31 日施行)
管制業務処理規程(5月31日差替版)