2011年5月10日火曜日

ATCコミュニケーションハンドブック ―滑走路誤進入を防止するためにー

滑走路誤進入防止対策推進チーム会議が発行した「ATCコミュニケーションハンドブック ―滑走路誤進入を防止するためにー」によりますと、「2007 年9 月から2009 年7 月までの1 年10 か月の間に発生した11 件の滑走路誤進入と滑走路上で発生したインシデントを、ATC コミュニケーションに特化して解析したところ、「滑走路誤進入が発生するメカニズム」と、インシデントを防止するために欠かせない「パイロットと管制官自身による方策は何であるか」が少し見えてきました。今回は、それを基に現場の管制官とパイロットが共通の認識を構築するための一助という主旨で、滑走路誤進入の防止に向けた具体的なアイディアをハンドブックにまとめました。」とのこと。

<主な内容>
・不具合事例から何を学ぶか
・ATC コミュニケーション の“スゴ技”をめざして
・滑走路誤進入等ATC コミュニケーションに起因するインシデントのケーススタディー
・ケーススタディーから学ぶ滑走路誤進入に関するインシデント防止対策のまとめ

滑走路誤進入は、小型機・大型機に関係なく発生しています。
人間はミスする動物です。
ミス事例を学ぶことで自分の教訓にしたり、ミスの兆候に敏感になりミスの手前で断ち切ることが、大事なのではないかと思います。
是非ご覧になって、みなさんの運航に生かしていただければと思います。

ATCコミュニケーションハンドブック ―滑走路誤進入を防止するためにー